2020
悪意を持ったサイト(初級変?)

今のこのご時世、便利なツールが多いですが、
①便利=みんなが使っている=セキュリティが強固
②便利=みんなが使っている=攻撃される弱点が共通している=攻撃されやすい
どちらのパターン存在しうる今日この頃。

攻撃されやすいパターンの事例で、意図しないサイトに飛ばされるというケースがあります。
イタズラで作られた感が満載なので、引っかかることは無いのかもしれませんが、
そのイタズラで作られた感とはどういったポイントで見分けるのか!? 実際の画面を見ながら、ツアーしてみましょう。

以下の画面は、安全を確認した上で画面を記録しています。↓



そして、こんな画面にたどり着きます。↓

これは絶妙な日本語クオリティですね。

『私は18歳以上で、利用規約に同意します』

利用規約が見当たりません。

『Proという名を持ちました。』

この日本語センス、好き嫌いがハッキリしますね。

『これなんですか?』

いや、こちらこそ、何でしょうか?

『試用期間の終了前にキャンセルされない場合、30日ごとにリラが請求されます』

マジですか。トルコの通貨で請求とは、無慈悲です。

さて、この入力画面にはありもしない情報を入力します。

↓お約束のエラー画面が登場します。私が入れてたでたらめ情報にvalidation(妥当性チェック)がかかったかもしれません。そんなはずはありません。

このエラーボタン風をクリックしますと…

↓251.26円で買うことができるiPhone11 Pro! さっきの100円iPhoneはどうした!? 100円では買えないなら、この際251.26円でも買えればラッキーと思った人向け画面なんでしょうね。251円26銭ということでしょうか。お釣りくれるの?
※1円未満の紙幣(お札)や貨幣(硬貨)については、1953年(昭和28年)に制定された「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」(いわゆる小額通貨整理法)により、発行が停止されました。また、それまでに発行されていた1円未満の紙幣や貨幣も、同年12月31日限りで通用力を失いました。 日本銀行WEBより




さて、まだあります。同じ様にイタズラされたサイトがたどり着く先。こちらをご覧ください。↓

『勝つ一つ iPhone11!』

Win an iPhone11を連想したら負けです。「カツーツ アイフォンイレブン」に違いありません。ここはツッコミ所が多いのですが、タイトルが秀逸なのでここまで。

クリックしていくと、熱心さが伝わるメッセージが。ここまでくると、英語のママにしておいた方が、怪しさ度数は低い。↓




お疲れ様でした。本日のツアーは終了です。だいぶ体力を奪われたと思いますので、ここでアフターケア。
安く作れるホームページには、リスクがあります。リスクがこれです。
作った業者やクリエイターが悪い訳ではありません。

マリナックスではこのように攻撃やイタズラを受けたサイトの回復や今後の防御策もご用意しております。
ただし、その防御策については、1からサイトを作るのよりも安いけれども、予定していないコストとしては高いという印象になるでしょう。

作りたいものがある場合、ご相談ください。
我々が知っている事例とその回避策は、デフォルトでご提供いたします。今後、◯国からから新たな攻撃が来た場合の対処などは、その時にまた考えましょう。

BY カツーツカワイ