2020
病気知らずのリモートワーカーを目指せ!

私達の会社もリモートワーク主体の業務形態になって早半年以上。 最初は慣れない仕事の仕方に戸惑いもありましたが、
皆コツを掴んで上手く”波”に乗れてきているかな?と感じています。
とはいえ、リモートワークのメリットとデメリットを改めて意識してみると、まだまだ気をつけなければいけない点はありそうで・・・。
特にひきこもりな毎日が原因となる「体調不良」には、注意が必要かな?と思っています(調子が悪ければ、仕事どころではありませんからね)
今回は、そんなリモートワークによって引き起こされやすい心と身体の「病」について、考えてみました。

より快適なリモートワーク生活が遅れる一助となれば幸いです!

◆”座りっぱなし”な毎日が引き起こす怖い病気の数々・・・!

リモートワーク=座りっぱなし…と言っても過言では無いと思います。
実は元々、日本人は世界一”座りっぱなし”の生活を送っている国民なのです。
WHOでも、運動不足(座りっぱなし)が原因による発症率の高さに警鐘を鳴らしています。

「運動不足になるからなぁ〜」と軽く考えているのは危険です!そんな”座りっぱなし”が招く怖い病気たちがこちら。

・脳卒中
脳の血管が破れる、もしくは詰まるかして、脳に血液がいかなくなって、脳の神経細胞がる破壊される病気です。
身体が動かなくなったり、言語障害になったり・・・とても怖い病気です。

・心筋梗塞
動脈硬化が原因。心臓に血液と酸素を送る冠動脈の壁に、コレステロールなどが沈着することで血管が狭くなり、
その後、血栓になって血流が滞ると心筋に酸素が送られなくなり、症状発生からたった20分で壊死が始まる怖い病気です。
放っておくと当然死に至る可能性が高いので注意が必要です。

・糖尿病
食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足が原因となるのは「2型糖尿病」と言われています。
「糖尿病三大合併症」と言われる、網膜症、腎症、神経症を引き起こし、網膜症は失明の危険性、腎症は最悪の場合”透析”が必要な身体になってしまいます。

・エコノミークラス症候群
少し前から話題になっている病気です。飛行機のエコノミークラス(狭い席)で長時間同じ姿勢で座っていることが原因で、発症することもあり
肺塞栓症や肺血栓塞栓症と言われる病気です。

・がん(膵臓がん・肺がんなど)
座りっぱなしにより、男性は膵臓がん、女性は肺がんになる可能性が高いという研究結果もあるようです。
膵臓がんは、上記の糖尿病などが原因でなりやすく、「膵管」というお腹の中でも深い部分で発生しやすく、そのため自覚症状もほとんど無いので、
気づいたら手遅れ…ということも。肺がんはタバコが主な原因と言われていますが、吸わない人もリスクが高くなるということですね。怖いです。

・腰痛やストレートネック

実は、腰痛のほとんどが原因不明と言われています。でも、座りっぱなしが原因の場合は、運動不足はもちろんのこと、
股関節やその周りの筋肉が固まってしまうことで起きることが多いそうです。
また、ストレスも原因の要素となるので、腰に違和感を感じた時点で”ストレスが溜まってるのかも!?”と意識し、対応するのも大切ですね。

ストレートネックは、うつむきの姿勢を続けることで、首の骨がまっすぐになってしまう(通常は前彎している)症状です。首周りの筋肉が固まってしまうことや、頚椎ヘルニア、不眠症、うつ病など深刻な症状を招く恐れがあるのです。

・VDT症候群(PCなどディスプレイの見過ぎ)

VDTとは、ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルと読み、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの”ディスプレイ”を長時間見続けることで発症する病気の総称です。視力低下、目のかすみや痛みなどの症状だけではなく、うつ病などの原因にもなり得るそうです。
厚労省がガイドラインを出すほどの、注意すべき現代病と言えます。

【VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて】

…上記はほんの一例。まだまだ紹介しきれない”怖い”病気はたくさん存在しています!

 

◆対処方法について!

とは言っても、”座りっぱなし”になりがちな生活を一変させるのは難しいですよね。
そこで、部屋にこもりっぱなし、座りっぱなしな生活でも、病気にならない簡単な対処方法は無いか調べてみました。

●スタンディングデスクを使う!

座りっぱなしがいけないなら、立って仕事をすれば良いのでは?という発想。
最近は、それ専用のデスクも沢山発売されていて、人気なのだそうです。何年か前に既に導入済みのIT系企業では、社員内でも作業効率も良くなったと評判とのこと。

●椅子をバランスボールに変えてみる!

以前から”椅子の代わりに”と話題になっていたバランスボールを使ってみるという選択。
実際に、姿勢が良くなる、インナーマッスルが鍛えられる、基礎代謝が上がるなど良い事ずくめですが、
きちんと座れるまで少し大変かも…特にバランスを崩さずに座った状態から立ち上がるのは難しいそうです(苦笑)

●「ちょい運動」を適度に行う!

座ったままでできるちょっとした運動で、運動不足をできるだけ解消しましょう。
・踵や、膝の上げ下げ(上げたまま10秒、下げたまま10秒を何度か繰り返す)
・定期的に1分間立つ。(自分で30分に1回などとタイミングを決めると良いですね)
・ちょいちょい”びんぼうゆすり”をする。(第二の心臓といわれるふくらはぎを刺激して、血行が良くなります!)

●こまめに水分を補給する!

・6時間以上、座りっぱなしな人は水分補給がいつもよりおろそかになりやすいとの研究報告もあるようです。
水分が足りないと、血がドロドロになり血栓ができやすく、上記の「エコノミークラス症候群」を引き起こしやすくなります。
コーヒーなど、利尿作用がある飲み物は逆効果なので、お水をしっかり摂りましょう!

●日光を浴びる!

”引きこもり”的な毎日になると、1日中カーテンを閉めたまま仕事を…なんて人もいるようですが、
日光を十分浴びることで、身体に必要な80〜90%ものビタミンDを体内で生成させることができるのです。
ビタミンDが不足すると、骨や筋肉が弱くなり免疫機能の調整も上手くいかなくなります。
精神的にも、うつ病などになりやすくなるので、とても大切なことですね。

【結論】

とにかく、できるだけ”動く”、そして”水分補給”と”日光を浴びる”ことです!
それらを怠ると…このような、そら恐ろしい状態にもなって仕事どころでは無くなってしまうのです!

痛風が手首に発症し、キーボードもまともに打てなくなった可愛そうな人

ああ…怖いですね。。
以上、みなさんも気をつけてお仕事がんばってください!


●痛風発症したのは、決して自分では無いと言い張ってみるネタ的ブログ担当:Keizo