2023
ECサイト開発 比較

昨今は何においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)といえば、良い方向に進んでいる感がありますね。コロナ禍を経て、ネットで買い物、ネットで決済をする仕組みが身近になったことと思います。

最も簡単なEC参入は、楽天やアマゾンへの出店。
それは今回置いておいて、

ご自身でWEB販売をしてみたい方への最短ステップから、
月商?千万円規模のオンライン決済、ECの仕組みの裏側をご紹介します。

それでは、結論から。

WooCommerce Shopify Magento EC CUBE オリジナル
費用 無料〜 $33〜$399/月 無料〜 無料 開発費用
サーバ 自分で用意 レンタル形式 自分で用意 自分で用意 自分で用意
規模 小〜 中〜 中〜 中〜 大〜
カスタマイズ性
国際性 日本のみ 作り次第
難易度
セキュリティ 作り次第

上記5つにおいて、理解のあるエンジニアであれば、どれも同様の使い勝手にまで高めることが可能です。ただし、工数が異なるでしょう。

一番手軽に始められるものとして
WooCommerce
Wordpressのプラグインとして、通販サイトを作ことができます。

決済機能を搭載すると、決済代行会社への支払いが発生します。
それそらも抑えたい、毎度銀行振込や代引きで構わないという人は、
WooCommerceでの販売もありです。

私も実際に個人的に使ったことがあります。
あるスポーツの大会における写真販売を行いました。
期間限定で、かつ、ある程度の身内で利用するものです。
決済方法を銀行振込のみと指定し、2,3日に1回、ネットバンキングの口座を見て、入金があればwordpress上のオーダーデータに対応する。

といった運用で乗り切った案件でした。以下に掲載するのがWooCommerceに何も手を入れない、インストールしたままの画面で商品を登録〜購入までした時の流れです。

WooCommerceデフォルト販売画面

↑WooCommeceのプラグインを入れただけの販売サイトの様子(WEB側商品一覧)

WooCommerceデフォルトカート画面

WooCommerceプラグインを入れただけのカート画面

WooCommerceデフォルト支払い画面

WooCommerceプラグインを入れただけの顧客情報入力画面

WooCommerceデフォルト販売管理画面

WooCommerceプラグインを入れただけの顧客管理画面(WordPress側)

一番豪勢なつくりになるのが
オリジナル開発

弊社のお客様のWEBサービスで、月商が数千万円という大規模なものです。
docomo, au, softbank, クレジットカード決済を使うことができ、
単発課金も月額継続課金も行うことができます。

販売をすること自体は、大きいサイトも小さいサイトも変わりません。
販売した後の処理方法に大きな違いが出てきます。

・販売する商品仕入れ先への販売明細作成と数量に応じた支払い
・販売した経路次第で、販売代理店への報酬支払い(各社条件異なる)
・月額商品の場合、途中で料金を払わなくなった、払えなくなった人の扱い
・月額商品の場合、初月無料などの例外処理
・月額商品の場合、決済手段ごとに異なる手数料、料金起算日
・毎月数千単位で増える顧客リストの管理
・ユーザーからの問い合わせが来た際に、技術者以外で応対できる管理画面の用意
・累計数万ユーザーの決済が滞りなく処理できるノウハウ
(いっぺんに操作だとサーバーが倒れます)

などなど、挙げればキリがありません。
オリジナル開発は、カスタマイズの幅は無限大ですが、
何か新しい仕組みの実装には、エンジニアが不可欠です。

WordPressなどは”プラグイン”で新しい機能実装ができますが、オリジナル開発はできません。

まとめ
WordPressでその場限り、銀行振込や着払いのみ対応の極限ミニマムECサイト開発から、
全てにカスタマイズが可能な唯一無二のサービス提供まで、経験や事例からご提案いたします。

関連記事
一番安い決済手数料の電子決済手段